きれいで自然、審美治療

治療前には患者様と担当者、お互いのイメージが一致するまでじっくりとお話しをさせていただき、治療に入る準備をします。具体的なイメージを形成するために、模型や実際の症例を使用して視覚的な参考となるものをお見せしながら進めていきます。こうすることにより、患者様の漠然としたイメージを具体化し、その共有を図ります。患者様との相互理解を深めつつ、治療に取り組むことができます。

オールセラミック

セラミックだけで作った被せ物です。セラミック100%の素材で、美しさが最大の特徴です。汚れがつきにくく、変色が少ないをというメリットもあります。

ジルコニアオールセラミック

ジルコニアは白い陶磁器製の材料で、非常に強靭で耐久性が高く、審美性も優れています。その特徴は、その美しさと自然な見た目です。天然歯に近い光の反射や透過性を持っており、他の人にわかりづらいほどの自然な見た目を実現します。

ハイブリッドセラミック

ハイブリッドセラミックは、セラミックとレジン（樹脂）を組み合わせた歯の補綴材料です。オールセラミックよりも透明感や色味の繊細さを表現するのは難しい素材ですが、セラミックの美しさと強度、レジンの柔軟性と加工性を兼ね備えており、審美性と耐久性を両立させることができます。

メタルボンド

メタルボンドは、金属とセラミックの組み合わせで構成される歯の補綴材料です。金属の内部にセラミックを被せることで、金属の強度とセラミックの審美性を兼ね備えた補綴物を作ることができます。

一般的に、歯科技工士と歯科医院の場所は離れていますので、ドクターからの情報提供（お口の中の写真など）に基づき被せ物等を技工士が作製していきます。
それほど難しくない症例の場合は問題ないのですが、非常に難しいケースの場合（高い審美性を要求される前歯等）は、情報のやり取りだけでは対応できない場合もあります。
そのため、難しいと判断したケースの場合、歯科技工士が医院に出張し、実際に患者様のお口の状態、そして理想形を歯科技工士自らが確認した上で作業を進めていきます。

最近ではお口の中を撮影するカメラの精度も高まってきていますので、写真だけでも色合いを合わせることも可能ですが、撮影する環境や画像を確認するパソコン環境によって、色合いに微細な差が出ることがあります。
セラミック治療（特に前歯）ではその微細な特徴を積み上げていく治療となりますので、実際に歯科技工士が自分の目で確認し記録をとることで、その微細さまでも表現することが可能になります。